前回の続き。
優しいご夫婦のおかげで
10年以上ぶりに地下鉄に乗ったあの日。
動悸が止まることはなく
そのまま銀行で用事を済ませて
来たからには帰らないといけない。
どうしよう。
タクシーに乗ろうか。
歩くには遠すぎる。
ダメ元でまた地下鉄のホームに行った。
今度はなんとか自分の力で
一番最後の車両の扉の所に乗って
もう誰にどう思われてもいいやと
そこに座り込んで目を閉じて
スマホを握りしめて耐えた。
(絶対変な人だと思われたはず。)
電車を降りて職場まで戻る道中、
体が震えて切なくて苦しくて。
これはもう無理だ、と
その後自分の事を打ち明けました。
そして言われた言葉が
昨日の記事に書いた言葉。
私を責める訳でもなく
驚く訳でもなく
すんなりと受け入れてもらえたことに
なんで今までこんなに隠していたんだろうと
反省しました。
それ以降私は
出来ないことは「出来ない」と言えるようになったし
自分の逃げ道も沢山考えました。
逃げるって良くない事かもしれないけど
自分を守るために逃げるのは
大切だと思います。
オトくんに我慢させてしまったこともありました。
これからもあると思う。
けど、ちゃんと理解してくれています。
私が買い物にすら行けない時、
オトくんが行ってくれます。
自分でなんとかしないと！
母親なんだから！
私がやらなきゃ！
全部抱えてしまうと
潰れちゃいます。
なので、頼れるなら頼っちゃう。
もし出来なくても
何とでもなるよ！
方法は１つだけじゃない。
やっとそう思えるようになってきました。
これからも
困った、どうしよう…
という場面に遭遇すると思うけど
何かしら方法はあるし
なんとかなる！の精神でいきます。
